作詞作曲:因幡晃
因幡晃のデビュー・シングル。1976年2月に発売。
例によって、突然メロディーが頭に降りてきたのですが、降りてきた部分はまさに「わかってください」でした。そこで、今回エッセイを書くために聴き直してみますと、イントロが「パイプオルガン」ではじまっていました。しかし、この歌のイントロが「パイプオルガンではじまる」という記憶はまったくありませんでしたので、少しばかり驚きました。しかも、そのイントロを聴いていて、「あれ?どこかで聴いたことがあるよな」と思っていろいろ思い出していたところ、わかりました。
前に書いていますユーミンさんの「翳りゆく部屋」です。「おお、似てる」と思い、ついでにユーミンさんの「翳りゆく部屋」を探したところ、ユーミンさんの「翳りゆく部屋」を流している動画を幾つか見つけはしたのですが、どれもイントロがパイプオルガンではないのです。パイプオルガンではなくピアノでイントロをはじめていたり、イントロなしで歌い始めていたりなどいろいろなバージョンがあったのですが、肝心かなめの僕が求めている「パイプオルガン」でイントロをはじめている動画は見つけられませんでした。
あまりに見つからないので、こちらとしましても意固地になってしまい、自分で書いた以前のエッセイ「翳りゆく部屋」を読み直してみました。すると、そこにはやはり「イントロが「パイプオルガンではじまる」と書いています。「う~ん、僕の記憶違いなのか、それとも…」。
それはさておき、この歌の魅力は「因幡の白兎」じゃなかった、因幡さんの歌声、ボーカルの素晴らしさに負う部分がかなりあります。高温で少しハスキーがかった声で歌うからこその「わかって下さい」です。
♪いつも言われた 二人の影には
♪愛がみえると
いいですねぇ、この歌詞。二人の関係に自信があり、しかもほかの人にもそれが伝わっている、という確信があるからこその歌詞です。ですが、現実は3年もすると飽きてしまうものです。身も蓋もありませんが。うふふ。
♪町で貴方に似た 人を見かけると
♪ふりむいてしまう 悲しいけれどそこには愛は見えない
ですよねぇ。だって、別れたんですから。
♪涙で文字が にじんでいたなら わかって下さい
でも、いつまでも過去に縛られていてはいけません。なにかが合わなくて別れたのですから、別れるのがベストだったんです。きっと。
是非とも、新たな恋を探すべく過去を流すことをお勧めします。
なんか、今週は恋愛相談ふうになってしました。
それでは、また。
追伸:よくよく考えましたら、僕は好きな歌をPCに保存していることを思い出しました。そこで僕のPC内の「翳りゆく部屋」を聴きましたところ、うれしいことに「パイプオルガン」ではじまるバージョンでした。よかったぁ。でも、どうして今はどこを探してもイントロが「パイプオルガン」バージョンがないのでしょう。不思議…。
それでは、また。