心に残った歌

今までに心に残った歌(1970年代~)

六本木心中


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1984年10月5日に発売
唄:アン・ルイス
作詞:湯川れい子/作曲:NOBODY/編曲:伊藤銀次


僕がアン・ルイスさんを最初に知ったのは、まだ清純派だった頃で「グッバイ・ラブ」を歌っていたときです。とてもかわいらしい顔立ちでアイドルとして成功していたのではないでしょうか。曖昧な表現にしたのは、実はあまり詳しくはないからです。

 

それからしばらくして、この「六本木心中」を歌っているアンさんに出会うわけですが、その頃はすでに本音キャラクターでメディアを賑わせていました。当時、歌番組全盛でしたが、僕が見ていたのは「夜の人スタジオ」でした。そこで司会者の古舘一郎さんや吉村真理さんとのやりとりはとても楽しいものがありました。

 

その中で忘れられないのは、アンさんが「私の好きな俳優」としてある男優さんを公言していたですが、その男優さんをスタジオに招いたときです。もちろんアンさんに内緒で呼んでいたので、とても喜んだのですが、そのときの言葉が「是非、お相手していただきたいわ」という過激な発言でした。スタジオ中が大爆笑だったのですが、アンさんはそうしたキャラクターで人気を博していました。

 

「六本木心中」は大ヒットしたのですが、夜のヒットスタジオでの歌いっぷりがさらに人気に火をつけたように憶えています。当時、新人だった吉川晃司さんとの共演は、刺激感満載の素晴らしいコラボでした。もし、当時ツイッターがあったなら大爆発していたことでしょう。なにしろ、吉川さんがアンさんの後ろから腰を振りつつ押しつけるのですから、興奮しないほうがおかしいといものです。YouTubeで検索しますと出てくるはずですから、興味ある方はぜひご覧あれ。

 

アンさんは桑名正博さんと結婚するのですが、数年後に離婚しました。その離婚の際の桑名さんの会見が印象的でした。別に恨みがましいことや批判めいた言葉はなかったのですが、ただ一言「アンは友だちが多すぎるんだ」。やはり恋人時代と夫婦では価値観が変わってくるのを学んだ離婚会見でした。

 

明るいキャラクターの権化のようなアンさんでしたが、後年は精神的な病気を患ったようで、その姿を一度だけ見たことがありましたが、その変わりぶりに驚かされました。人間って、やっぱり精神的に健康であることがその人の人格にとって重要であるようです。

 

現在はどのようにしていらっしゃるのが存じませんが、お元気で過ごしていることを願っています。

 

それではまた。